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★「山本一太群馬知事選への出馬を表明、でも根回しなし?…」「水道法改正案の野党の抵抗は『形式』、世間は野党の行動を冷めてみている…」「武田薬品がシャイアーの買収を正式決定」「辺野古移設のこと」【12/6OKコージーアップ末延吉正】(若干書き起こしメモ)


▼沖縄防衛局、辺野古移設の作業を再開
▼水道法改正案がきょうにも成立へ
▼山本一太議員、群馬県知事選への出馬を表明
▼武田薬品が「シャイアー」を買収
▼河野外相、今月ロシアを訪問





水道法改正案がきょうにも成立へ



菅官房長官)施設の老朽化、あるいは人口減少に伴う料金収入の減少など、深刻な課題に直面しております。今回の法案は、将来に渡り安全な水の安定供給を維持していくために、水道の基盤強化を図るものであります。


水道事業の経営基盤を強化する水道法改正案は、昨日衆院・厚生労働委員会で委員長の職権で採決が行われ、自民・公明などの賛成多数で可決された。与党側は、きょうの衆議院本会議で法律を制定させたい構え。


飯田)前の通常国会、7月に衆議院を通過して、参院へ送付された後に継続審議になっていた今回の法案ですが。


末延)参議院から衆議院に戻されてということです。


飯田)ここへ来て「強行採決だ」ということをメディアも報じていますし、野党もそう言っていますけれど、審議は長かったのですね。


末延)途中でほとんど報道が無くて、最後儀式みたいに「強行だ」と……。強引なのはいけませんが、国会を歌舞伎の儀式みたいにするのはダメです。


飯田)会期末になると、必ずこれが起こります。


末延)野党は一応抵抗したけれど、という体裁になります。55年体制のときから、国会は歌舞伎なのだという。形式美だけで、世の中の人は冷めています。


飯田)よく民営化と言われますけれど、公設民営というもので、会社民営とは違うのです。


末延)自治体はお金がないのです。下水道を含めて、とにかくどうやって維持するのか。皆さんには意識が無いと思いますが、お金は無いし。水道法そのものが、できてからもう60年です。


飯田)1957年成立ですね。


末延)戦争が終わった後、GHQがいろいろな地方分権をやったのです。警察も消防も水道も、理想としてはアメリカ的な草の根民主主義で、地方に渡したのです。だけど日本の実態というのは明治以降、中央集権ですから。規制している法律も、何よりも財源、お金を中央が握っている。そのなかで人口が減って、かつて日本では「水と空気と安全はタダだ」と胸を張っていたけれど、コストはかかるのです。人口が減っているときに、豊かさのコストを誰がどこで負担するのか。
 僕ら自身が自分はどうするのかということを考えるしかないので、そういう意味では、今回自治体が「民営をしても良い」としやすくするための選択肢を増やしたということで、これはやってみるしかないのです。どうにかして維持しないといけないわけで、ルノーや日産で揉めているフランスみたいに何でもかんでも国有化というのは違うでしょう。


飯田)何でも国有化と言うと、共産主義の国がかつてそうでしたが、その失敗が明らかになったわけですね。


末延)確かに水道料金が上がるかもしれないとか、安全の問題はある。だけど、それを言い出したら民主主義で資本主義なのですから、民間に委託して民間がちゃんとできないような社会はダメです。そこだけモラルが欠如してくるとダメなのでチェックは必要なのですが、選択肢を増やすという問題を、最初から「ダメだ」って決めつけてしまうのはどうかと。選択肢を与えてみて、ダメなら戻す。国鉄がJRになるときも、酷いことになると言われました。確かに北海道など苦労されている地域はあります。ありますが、全体としてコスト負担の問題は考えざるを得ないというところですね。



飯田)メールも頂いているのですが、横浜市栄区に在住の“小売業者の方”、「私の父は去年までヴェオリア・ウォーターという日本法人におりましたので、父からいろいろ聞いていました」フランスの水道の大手専門会社です。「日本の地方自治体は、東京都を除いて財政赤字のところが多く、民間企業にメンテナンスなどを既に委託しているところが多いそうです。コンセッション方式、良いじゃないでしょうか」ということで、すでに委託はしていると。


末延)いままで下水道では特にやっているのですが、これから上水道の方もということなのです。これはいまの指摘にある通り、実際は民間を使わなければやれていないのです。国会の議論を聞いていると、何かを抽出して象徴的に話しているので、不安をやたら煽っているような気もします。郵政民営化のときも酷くなると言った。確かに海外で、国へまた戻したケースもあります。水道もありますが、これはケースバイケースで見て行くしかないのです。






辺野古移設、岩屋防衛大臣が土砂の積み込み作業再開を表明


岩屋防衛大臣は昨日、アメリカ軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向け、一時停止していた埋め立て用の土砂の積み込み作業を再開したと発表した。この積み込み作業については、沖縄県から必要な手続きに不備があるとの指摘を受け、3日午後から一時中断していた。


飯田)民間の桟橋から積み込むというところで、その最終的な許可などに不備があった。それを直して積み込み再開、ということだそうです。


末延)予定通り進んで行くと思います。ポイントは、来年の2月14日に県民投票をやることです。法的な拘束力はないけれど、沖縄の民意がどう出るかということなのです。反対が多いのでしょうが、一方で、石垣・宜野湾・糸満・うるまの4つの市は参加を保留しています。沖縄にも普天間の危険を除去するというリアリズムです、「具体的に少しでも改善した方が良い」という声もあります。


末延)メディアも含めた体制は、ガチンコの状況になっている。そして、問題設定が間違っていて、基地の問題をどうするかは日本の防衛に関わるところで、中国が超大国になってアメリカとの戦いをしている。あるいは、北朝鮮も核を放棄しない。沖縄の人の心情を考えるとなかなか言いづらいのだけれど、問題が「沖縄差別」という形で設営されてしまった。これは人生不条理みたいな話で、回答の出ない問題設定になっているのです。従って、政府の方は日米同盟を基軸で安全保障のために基地を縮小しつつ、移転すると。これはもう動いて行くのです。そのなかで問題になるのは、反対する人たちが「沖縄を差別するのか」という論理の立て方をしたことによって、いまの国会と同じように、両者がいくら話をしたって同じ土俵で1つの目標へ向かうことにならない。そこを突いて来るのが中国であり、北朝鮮だということを考えると、なかなか悩ましい。
いまは東京の有楽町だからこう言うけれど、もし那覇や辺野古で放送しているとしたら、それは歴史的な経緯を考えても言いたくない気持ちはわかります。だけど、二枚舌で言うわけにはいかない。選択肢としてリアリズムで行くのか、理想論なのかというところです。少なくとも、差別だという問題設定から抜け出さないと、答えが出せないです。


飯田)沖縄も含めて日本国としてどう守るのか、ということですから。そうして考え抜いた移転先が辺野古だったわけですね。


末延)少なくとも、政府は努力すべきです。あとは、日米地位協定です。米兵による暴行事件が起きる度に、日本人全体が受け止めているじゃないですか。それはあってはならない。独立国に外国軍がいるのは、本当は好ましくないのです。だけど、具体的に日本の防衛体制を考えたとき、日米同盟以外には選択肢がありません。そのなかで、少なくとも日米地位協定の、属国的な部分は改定していかなければなりません。


飯田)公務中に犯罪を侵したら、日本国としては警察権を行使できない、とか。


末延)もう戦後70年以上です。沖縄返還は、僕が高校生の頃でした。そういうところはもっと政府の努力が必要です。アメリカ政府に要求する姿を見せることが、1歩1歩だけれど沖縄の人の理解へのプロセスだと思うのです。


飯田)末延さんはたしか山口の岩国出身、僕は横須賀なのです。お互いに基地を抱えている都市で育った身としては、沖縄での米兵暴行はかなり大きく報道されますが、我々の近くでもあったよな、日本人全体の問題だよなと思います。


末延)僕のいた光市の虹ヶ丘という海水浴場は、岩国基地のアメリカ兵がいつも来て、いろいろなものを貰ったり、キャンプの仕方を教わったりしていました。基地はずっと見て来たし、いまも岩国空港は米軍との共用です。基地と言ったら誰も好きな人はいないけれど、現実に防衛は必要ですからね。差別という設定から抜け出すことだと思います

山本一太議員が来年7月の群馬知事選への出馬を表明
山本)ずっと考え続けて来ましたけれども、来年の夏の群馬県知事選挙に立候補することを決断しました。とにかく選挙に勝たなきゃいけないので、あと8ヵ月あるのですけれども全力で体勢を整えて、なんとか群馬県のために働けるように頑張りたいと思います。
来年7月に任期満了となる群馬県知事選挙に、自民党の山本一太参議院議員が立候補する意向を表明した。山本議員は現在、自民党の参議院政策審議会会長を務め、2016年10月からは自民党群馬県連の会長を務めている。


飯田)昨日、国会内で記者団に対して出馬を表明したのですが、この県知事選、現職の大沢知事は自民党の推薦を受けていて、立候補するかどうか来年の2月中旬までに判断する考えを示しています。共産党なども立候補者の擁立を目指しているそうですが、山本一太議員、来年改選でした。


末延)僕は山本一太さんのお父さんも取材していましたが、人格者でとても良い人でした。一太さんは1980年代後半、僕がニューヨークでテレビの特派員をしている頃、国連の職員でね。明るい人でユニークな発想をするし、楽しいリーダーの1人だと思います。


飯田)Gi!nz(ギインズ)なんていうバンドもやっています。


末延)ただ、安倍さんの応援団のなかの参議院議員で言うと、山本一太さんと、経産大臣の世耕さんがいます。世耕さんは広報戦略を中心に頭角を現した。山本さんも1回大臣をやりましたが、政治家として世耕さんの方がいま活躍されている。さて、自分はどうするかと言ったときに、故郷が頭に浮かんだのではないでしょうか。強いと思います、人気がありますから。現職の大沢さんが出辛くなるかもしれませんね。



飯田)報道ベースですけれども、今回のこの動きに対して事前の説明がなかった自民党県連の幹事長は「現職知事の進退を受けてから動くのが筋だろう」とおっしゃっているそうです。


末延)特に地方の政治家の方から見ると、ちゃんと仁義を切って下さいよ、みたいな。山本さんは県連会長ですからね。


飯田)会長が根回しするべきだろうと。


末延)あえて言えば、この辺が少しおっちょこちょいな部分ですね。頭の回転が速くて前へ前へアイデアが出る人なので、そこが惜しいなと思います。


飯田)頭の回転に周りが付いて来られないところがあったりするのですね。


末延)パソコンも得意でネットの世界へすっと入って、情報も早いし、明るいし素晴らしい方なのです。でもその辺がトラブっちゃうかもしれませんが、人気が高いので山本さんが出れば強いと思います。



武田薬品がシャイアーの買収を正式決定


アイルランドの大手製薬会社シャイアーの買収は、昨日行われた武田薬品工業の臨時株主総会で株主の承認を得て決定したもので、買収額はおよそ7兆円。早ければ来年1月8日にも買収手続きが完了する予定で、世界のトップ10に入る製薬会社が日本に初めて誕生することになる。

飯田)7兆円と。武田薬品単体の売り上げは3兆円ということなのですが。これは相当な負担になるわけですか?


末延)だから創業家が外国人記者クラブで記者会見をして、反対して来た。だけど俯瞰して見ると、武田薬品もシャイアーもずっとランク下位なのです。


飯田)10位後半、20位近くです。


末延)トップ10入りして大きくならないと、生き残れないです。特許が平均20年位です。研究が平均で10年位かかると。失敗する場合もあるじゃないですか。新薬開発の資金をどのくらい持てるか、というところに掛かって来るのです。


飯田)規模の経済が働くわけですか。


末延)間違いなくそうなのです。銀行や何かを見たって、我々は頭のなかを入れ替えて行かないと、ある程度のリスクは取っても規模のメリットということでいかなければ製薬業は生き残れないので、僕はこの選択が正しいと思います。


武田薬品 シャイアー 買収 株主総会 武田 製薬会社 薬 生き残り
先端技術を追い続けることが生き残る道~資金が必要


飯田)市販薬のイメージがあるけれども、それよりは生薬など先端のものの方が利益は大きいということでしょうか。


末延)世の中はイノベーションが起きていろいろなものが開発されて、より付加価値の高いものに行かないと、薬も生き残れないです。僕も地元の山口に武田薬品の工場があって、就職先として新日鉄か武田薬品へ行ければ良いなんて言っていました。非常に良く知っているのだけれど、俯瞰して見たときにはネットのサイバー空間で戦いをしているような時代です。ある程度の規模を持って、新しいものを作る。世界のトップに立って行く判断をしないと、日本はどんどんしぼんでいってしまうのです。
より細かくより俯瞰して大きくということを考えると、シャイアーの買収は自然な流れだし、こういう決断で良いと思う。