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★10/23(月)ザ・ボイス 長谷川幸洋ニュース解説「第48回衆議院選挙 与党が3分の2を超える議席を獲得」、プライムニュース&総選挙に関するニュースピックアップ

(あさラジ)
高島ひでたけ「決して自慢できる選挙じゃなかった」。…(立憲民主党大勝だが)…
野党大好きの高嶋氏が番組の一番最後のまとめで自民批判につもりで言った言葉。
しかし、これはブーメラン。立憲民主党への強烈な批判になっているのに気が付かないのか。

★<衆院選>希望、敗北に動揺 前原民進代表、辞任へ


希望の党は公示前勢力の57議席を維持できず敗北したことで、党内が動揺している。結党メンバーも多くが落選し、立て直しは難航が必至だ。小池百合子代表への不満も相次ぎ、混迷は深まっている。希望との合流を決断した民進党の前原誠司代表は辞任する意向を示した。



 希望は過半数ライン(233議席)を上回る235人を擁立したが、はるかに及ばず、野党第1党も立憲民主党に譲った。


樽床伸二代表代行は23日午前、国会内で記者団に、党勢を失速させた小池氏の「排除」発言を巡り「表現一つで大きく党勢が変わる脆弱な態勢だった」と語った。


  当選者の大半は民進党から合流した前職や元職で、小池氏側近の若狭勝氏も落選した。小池氏の求心力は急激に低下している。当選した民進党出身の前職は「小池氏の責任を問う。代表を辞任し、顧問などに下がるべきだ」と語った。


  希望は小池氏が帰国する25日に両院議員懇談会を開き、党人事や首相指名などを協議する。懇談会で小池氏への批判が噴出するのは確実だ。


  前原氏は23日午前、連合本部を訪れ、神津里季生(りきお)会長と会談した。会談で前原氏は「結果が伴わなかった」と陳謝。「一定の方向性を定めた後は自らの出処進退について考える」と述べ、選挙結果の責任を取り、代表を辞任する考えを伝えた。前原氏は当面は希望の会派に所属し、最終的には希望に加わる方針だ。


  一方、立憲民主党の枝野幸男代表も連合本部で神津氏と会談し、今後の連携を確認した。神津氏は枝野氏に「国民の声を受け止めて良い結果を出した」と伝えた。立憲は23日昼、東京都内で執行役員会を開き、今後の党運営について協議した。【松本晃、梅田啓祐】
管理人が注意したいポイント。
①なぜ代表代行は樽床(近畿比例単独1位)なのだ? なぜ若狭や細野じゃないのだ?
②前原氏は「一定の方向性を定めた後は自らの出処進退について考える」といっている。一定の方向とはなんだろうか。
③神津氏は枝野氏に「国民の声を受け止めて良い結果を出した」と伝えたとあるが、本当に連合は一枚岩なのか?




ああ、小池百合子側近の若狭勝氏がやっぱり落選 「排除が強すぎた」と恨み節〈週刊朝日〉
10/23(月) 1:17配信  AERA dot.

東京10区では希望の党から出馬した自民党前職、若狭勝氏(60)の小選挙区での落選。比例復活も叶わなかった。


希望の党の立ち上げメンバーであり、小池百合子代表の最側近としてテレビに何度も登場。小池氏の衆院議員時代の地盤を引き継いでいたが、「排除」発言をきっかけとする逆風に見舞われた。


 「自民党の受け皿に希望の党がなり得なかった」  


東京・池袋の事務所に23日午前0時前に現れた若狭氏は、淡々とこう語った。敗因については、立憲民主党ができたことで野党の票が分断されたことも挙げた。さらに小池氏の排除発言が響いたことにも触れ、悔しさをこうにじませた。「排除という言葉がだいぶ強すぎることもあって、希望から立憲民主への流れが加速された」  


小池氏は選挙戦の初日と最終日に東京・池袋に応援に駆けつけた。


おひざ元だけに負けられない戦いだったが、ふたを開けてみれば自民党に大きく離された。 「盟友」の落選は小池氏の求心力低下を象徴している。若狭氏は小池氏の地盤を失ったことについて、こう頭を下げた。「じくじたる思いがある。極めて残念な結果だ」


 小池代表の責任のあり方や自身の今後の活動については、選挙結果を受けてこれから協議するとした。  


若狭氏は選挙戦で古巣の自民党について「しがらみ政治」などとして改革の必要性を訴えた。  


だが、今年6月の東京都議選の時とは打って変わって小池氏への追い風は吹かず、有権者の反応は最後まで鈍かった。民進の"リベラル派"を排除したことへの反発も直撃し、思うように支持を広げられなかった。  


若狭氏は元検事で、東京地検公安部長などを務めた。その後は弁護士となり、テレビのコメンテーターとしても活躍。  


2014年に衆院比例東京ブロックで自民から立候補して初当選し、16年の補欠選挙では東京10区から出て議席を得ていた。


 東京都議選で小池氏が率いる地域政党「都民ファーストの会」を支援するためとして、今年7月に自民を離党。今年9月には小池氏の後押しをうけ、政治塾を開くなど、希望の党設立に深く関わっていた。(本誌 多田敏男)


※週刊朝日 オンライン限定



【管理人の感想】
若狭氏が落選したのは、小池百合子が「排除」とかキツイ言葉をいったからだ…みたいな伝え方をしているが、管理人の分析では違う。
①単に都民ファ圧勝のときのような風が吹かなくなった
②自民党から離れた組織の弱さ
その2つで、要はメディア登場こそ多かったけれど、実は支持者があまりおらず、本当の人気がなかったせいかと…
たぶん同じ状況でも音喜多氏だったら苦労はするだろうが、当選していたと思う。
ヤフコメも「それでも当選する人は当選している、若狭本人に力がなかっただけだろう。」がトップ。




大敗も“厚顔”小池百合子は続投宣言 「あきれた」と希望議員らは猛反発 パリから帰国後は居場所なし 〈週刊朝日〉
10/22(日) 23:21配信 AERA dot.



 衆院議員選挙の結果を待つために都内のホテルに設けられた希望の党の開票センターは10月22日夜、白けたムードが漂った。“総大将”の小池百合子代表の姿はなかった。東京都知事としての公務で前日の21日からパリに出張したためだ。


 代わりに設立メンバーである細野豪志氏と選対事務局長の樽床伸二氏が都内のホテルで開票結果を待ったが、開票時間の20時に報道陣の前に現れた2人にはいずれも笑顔がなく、厳しい表情。すぐに当確の花がついたのは数名のみで、21時になっても花は8つのみ。


 細野、樽床両氏の当確が決まった時も、樽床氏が黙って花をつけるのみで、2人は会話も交わさず目も合さなかった。


  野党第一党の座を立憲民主党に奪われる可能性もあり、当初は政権交代を目指していた同党にとっては嵐の船出。細野氏は報道各社の取材に次のように語った。


 「自民党に代わり得る、政権をになえる政党が必要だという我々の存在意義は、失われることはない。数字は非常に厳しい」


  党の人事や臨時国会での首班指名をどうするかなどについては、25日に小池氏が帰国した後に協議して決めるという。


  小池代表の進退について樽床氏は「代表は小池さんなので当然、そのまま。小池さんが立ち上げた政党なので」と、辞任の可能性を打ち消したが、当面の国政対応で国会議員らをまとめる幹部人事も含め、先行きは不透明だ。


  小池氏のパリ出張中の代表代行には設立メンバーの細野氏ではなく、復活当選した樽床氏が務めたが、この人選について様々な憶測を呼んでいる。


  開票センターで配られた式次第でも当初、「代表補佐」だった細野氏の肩書が赤ペンの二重線で消され、「チャーターメンバー」(設立メンバー)に書きかえられるなど、混乱が透けて見える。小池氏に近い関係者はこう語る。


 「昔の仲間で小池さんに比例単独にしてもらった樽床さんはポチだもの。みんな自分の選挙で忙しいし、樽床さんはヒマだから代行に指名したんだろう。希望の国会議員代表は本来は前原誠司民進党代表が代表の適任者だろうが、入党するには一定の時間が必要なので、当面は樽床さんが幹事長、長島昭久政調会長といったような布陣が適当ではないか」


小池氏自身はパリからのテレビ中継で、衆院選の敗北については、「おごりがあった。みなさんを不快にさせた私の言動があった」と責任を認めたものの、「今後の党の運営など責任をもって進めていきたい」とちゃっかりと続投宣言。


ちなみに、この中継について、民放関係者は「パリからのインタビューの衛星回線には約1千万円も費用がかかり、各局が割り勘で分担したんです」とボヤいていた。開票速報が流れている間も、希望の党の候補者たちの中からは悲鳴や不協和音が聞こえてきた。小選挙区での落選が濃厚となったある希望の前職候補者はこう語る。


 「小池さんの続投宣言には呆れた。きちんとした党本部もつくらず、中枢への唯一の連絡先だった若狭さんも落選という有様では、もうしょうがないね。今は自分の比例復活を信じて待つしかない。小池や希望の党がどうなるかなんて、もうどうでもいい。先のことなんか何も考えられないよ」


  一方、民進党出身の別の希望候補者の関係者はこう憤る。


 「選挙は最初、渡辺喜美氏や若狭氏の陣営が仕切っていたが、その後、樽床氏が途中から選対事務局長として来て、ただでさえ支持率が伸びないのに、ますます混乱してしまった。小選挙区で当選した議員の一部は、すぐに離党して新党を立て、立憲民主党と組んで野党第一党になる、という話もすでに浮上しています」


  同じく深刻なのは、希望への予期せぬほどの「逆風」によって落選の憂き目を見た候補者らにも、不満が鬱積する。東京ブロックから小選挙区に出馬したある候補者の周辺はこう語る。


 「選対本部からの指示などはまったくなかった。選挙中、小池氏の応援を何度も要請しましたが、とうとう最後まで一度も来てもらえなかった。隣の選挙区の候補者は幹部候補だからなのか何度も応援に入っていたのに、あまりに不公平と感じました。すぐ近くで小池氏が複数の候補者と演説会を行った時にもうちの候補は参加させてもらえず、事前に連絡すらなかったんです」


こうした声に対し、前出の小池氏に近い関係者も、急ごしらえだった党の体制の問題点は認め、次のように語る。


 「今回の選挙戦でも事務局機能含め、やっつけ感が否めなかった。来年1月に予定する党大会までに党規約、綱領をしっかり固めたい」


  小池氏にとってもう一つの難題は、本業のはずだった都政だ。小池氏が都政を脇に置いて国政への関与を深めてから、都知事としての支持率は30%台に急落。小池氏の立ち上げた地域政党「都民ファーストの会」からも離党者が出るなど、足元がおぼつかないのだ。


 「国政に関与したことで都議会公明党と決裂した代償は大きく、公明に配慮しないと議会が回せない。とりあえず、都民ファーストと希望が合流し、19年4月の統一地方選に向けて足場を固める。小池氏は都知事選を統一地方選と同日で前倒し行い実施、再戦を果たしオリンピック後の国政出馬にかけるしかないのでは」(前出の小池氏に近い関係者)


  古巣の自民党からも厳しい声が聞こえる。反安倍の急先鋒の中堅議員はこう吐き捨てた。


 「せっかく安倍退陣がそこまで見えていたのに、小池の自滅でぶち壊しだ。小池の“排除”発言さえなければ、今頃、自民党は大変なことになっていたぜ。過半数ぎりぎりで、政局になり、安倍さんは代わっていたよ!せっかく、期待していたのに、もう小池人気も終わりだろう。小池の自滅が今回の選挙戦のすべて」


パリから帰国後、小池氏はこの難局をどう乗り切るのか。(本誌 小泉耕平 村上新太郎)


※週刊朝日 オンライン限定



(管理人の感想)
週刊朝日とかいわゆる朝日系の小池百合子批判をみるたびに思うのは、「小池百合子が都政を阻害してきたことや、性格が悪そうなのは、都議選の前からネット(報道特注とか)でずーっといわれてきたことであって、もっと前からときから批判しておけよ」の一言。
で、今回の希望の党の結果をみて思うのはメディアで大敗とか書かれているけど、正直、「思っていたよりは票はとれているな」ってこと。(注 大敗というのは共産党みたいのをいう。)
築地豊洲をちゃんとやれば(もうできないとは思うけど)、それなりの票を巻き返せるんじゃないかな。あと希望の党のトップは、小池百合子以外の誰をトップにもってきても支持は下がる気がする。


◆「台風で助かった」と安倍自民党は大勝で高笑い 改憲は2年後の参院選と同日に国民投票?〈週刊朝日〉
10/22(日) 22:30配信 AERA dot.



 小池百合子氏が西軍の総大将になったと思いきや、パリへ敗走。関ケ原の合戦同様、今回の総選挙も蓋をあければ、東軍の「与党圧勝」という呆気ない幕切れに終わった。


  血税635億円もかけた政治ショーは、単なる〝加計疑惑ロンダリング〟と化した。次の〝悪だくみ〟を着々と企てている。


  安倍政権にこれまで物申してきた自民党の村上誠一郎衆院議員は10月22日夜、本誌にこう語った。


 「正直に言って、これで安倍政権が信任されたのではない。個々の候補者が選挙区で一生懸命、頑張った結果ではないか。安倍(晋三)首相がやってきたことがすべて正しいということではないと思います。今後は森友、加計疑惑から逃げずに、しっかりした説明を国会で正々堂々と首相はやらなくてはいけない」


  しかし、首相側近らはこんな助言もどこ吹く風。笑いが止まらない。


 「この大勝でしばらく政局の動きは微塵もない。全国的に雨で投票率低くて助かったね。台風が直撃だもんな。これで安倍3選は規定路線。あと、最低3年は安倍政権だ! 東京五輪まで安倍首相の下、強力に政策を遂行し、外交・安保を進めていく土台ができた」


 安倍官邸は投開票前から勝利を見越し、今後の政治スケジュールを菅義偉官房長官や麻生太郎財務相ら″お友達〟と既に作り上げていた。


 「11月1日に特別国会を召集し、首班指名で安倍首相が選出される。直ちに第4次安倍新内閣発足だが、閣僚はほぼ全員が居抜き留任です。江崎鉄磨沖縄・北方担当相が高齢を理由に辞任を申し出ているので、1人は交代となる可能性がある程度。さらに大島理森衆院議長が交代。それに伴い、麻生派などが二階(俊博)幹事長を議長に祭り上げるよう動いているが、首相もさすがに代えられないでしょう。当選回数から議長は野田毅元党税制調査会長を充てる方向で最終調整に入った。反アベノミクスで消費増税を訴える目障りな勉強会を主宰する野田氏を議長棚上げで異論を封じる意味もある」(官邸関係者)


  政府中枢は「当面は外交だ」と語り、11月5日に初公式来日するトランプ米大統領との日米首脳会談で北朝鮮有事対応に一致して万全の圧力態勢で臨む考えを改めて確認する段取りという。


 「首相はトランプ氏からは外交交渉が決裂した場合、年末年始にかけて、北に軍事行動を行う考えがあることを伝えられており、日本は安保法制の範囲内で米艦防護を主体に後方支援とはいえ米軍と一体運用を迫られる。日本への被害を含め長期にわたり予断を許さない対応が迫られる。当然、米軍への金銭的な援助、金目の話にもなる」(前出の官邸関係者)


  安倍首相にとっての本丸、最優先事項は憲法改正であることは言うまでもない。
  自民党の選挙公約にも①自衛隊の明記②教育の無償化③緊急事態対応④参院合区解消──の4項目を掲げており、
その実行日はズバリ、「2019年7月の参院選と憲法改正の国民投票のダブル選挙。20年施行」(政府高官)という
 それに向けた発議の時期の日程調整を粛々と進めている状況だ。
  安倍首相の企みはそれだけではない。前出の官邸関係者はこう言う。
 「18年中の新元号発表など国民受けのいい天皇・皇室を大いに政治利用する算段です。今井尚哉筆頭秘書官が密使として訪中を繰り返しており、18年中の安倍首相の訪中と、嫌がっている習近平国家主席の訪日実現に全力を挙げています。慰安婦や徴用工問題でギクシャクしている日韓関係も立て直したい。親北と警戒していた文在寅大統領だが、電話協議を重ね、安倍首相は『馬が合う』と言っている。12月中の日中韓首脳会談とは別に文氏単独訪日も具体化しそうで、その際は公式訪問の形で天皇との宮中晩さん会を行えるよう配慮する算段です」


  また、首相は消費税増税に伴う増収の使途変更を選挙戦で繰り返し強調したものの、実態は違う。


 「安倍さんは内心、増税は必要ないと思っている。その延長線上で日銀総裁任期切れを来年4月に迎え、新総裁に森信親金融庁長官らの起用が有力視されていたが、一転、黒田東彦総裁の異例の続投を官邸は内定したようだ。5年の任期を合わせて10年間の長期の日銀総裁となり、大規模金融緩和『黒田バズーカ』リフレ政策続行ということになる」(政府筋)


  635億円かけて総選挙しても、政治はもとの木阿弥か……。(本誌 村上新太郎)



 週刊朝日 2017年11月3日号より加筆
【管理人の感想】

この記事は村上新太郎という方が書いたそうだが、この方の文章の元となる基準 
小池百合子は嫌い。
加計疑惑はあると思っている

自民党では安倍首相は嫌いだが、村上誠一郎氏は信用している。
安倍政権が信任されたのでなく、自民が勝ったと思っている
自民大勝は台風のおかげで投票率が低くなったせいだと思っている。
 経済は反アベノミクス(=金融引き締めと緊縮財政)が正しいと思っている=経済オンチの記者
 消費増税は賛成?⇒ちなみに枝野氏などサヨク系は消費増税できないといっているから、そことは相いれない。

などなどつっこみどころ満載。田原総一朗みたいなスタンス




前代未聞の奇妙な選挙、これこそが「国難」だ
10/23(月) 15:00配信 東洋経済オンライン

 政界の長老達が「こんな奇妙な選挙は初めて」と口を揃えた第48回衆院選が終わった。
  投開票日の22日は超大型台風が列島を直撃したが、解散前の「追い風」を自ら「逆風」に変えて「完敗」した小池百合子東京都知事率いる希望の党に象徴されるように、各選挙区でのどんでん返しも目立った。そんな「乱気流選挙戦」で、最後に笑ったのは「強運」の安倍晋三首相(自民党総裁)だった。


  解散直前の結党・党首就任宣言で政権交代への大勝負を仕掛けた小池氏は、自らの“舌禍”で有権者の「希望」が「失望」に変わると、「狐につままれたような選挙」との捨て台詞を残して無念そうに永田町の表舞台から去った。


 首相と小池氏という明暗くっきりの「2人の主役」。これに、それぞれの立場で絡み合った各党党首達は、想定外の野党第1党に躍り出た立憲民主党の代表・枝野幸男氏が喜びに困惑が混じる複雑な笑顔を見せる一方、強固な組織で応戦した山口那津男公明党代表と志位和夫共産党委員長はどちらも「比例の頭打ち」などでの議席減に肩を落とした。発足時の「大阪の地域政党」への逆戻りを余儀なくされた日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は、選挙戦で結んだ小池氏との連携も含め、「一から出直しだ」と嘆息した。


 「革新勢力」の片隅で生き残りにかけた社民党の吉田忠智党首は、かつての剛腕・小沢一郎氏率いる自由党とともに党存続のための「政党要件」クリアでほっと一息。しかし、参戦8政党の中で「自民党より右」とされる小政党・日本のこころは、中野正志代表(参院議員)の選挙戦での舌鋒鋭い革新勢力攻撃が話題になったものの集票にはつながらず、中央政党としての命脈が尽きた。


■「判官びいき」で勝ち上がった無所属組
  党首の戦いとは別に、あえて無所属での「孤独な闘い」を選んだのが、元党首の野田佳彦元首相、岡田克也元外相ら「筋を通したサムライたち」。野党第1党として巨大与党と対峙してきた民進党の解散直前の希望の党への「身売り」と、同党合流をめぐる「排除の論理」にはじき出された格好だ。しかし、選挙の七つ道具にも不自由する「無所属」を水戸黄門の印籠に変え、有権者の判官びいきを追い風に、そろって勝ち名乗りをあげた。


対照的に、民進党の希望合流を独断で押し進めた前原誠司民進党代表(無所属で出馬)には、行く先々の仲間の応援演説で「帰れコール」が飛び出し、「この道しかなかった」との弁明も次第に力を失った。公示直後に小川敏夫・民進党参院議員会長が口にした選挙後の民進党再結集論には「政治不信の極み」と怒り心頭だった前原氏。だが、希望が失速する中での有権者の視線の厳しさに、同氏の地元事務所は「お通夜のような雰囲気」(関係者)となり、早々と決めた当選にも歓喜はなく、失意の前原氏は選挙後の代表辞任と希望の党への入党を力なく語った。


 各党各候補のせめぎ合いの中で、不倫、暴言などで顰蹙(ひんしゅく)を買った自民党「魔の2回生」を中心とする「お騒がせ候補」たちも、厳正な国民の審判の結果、「笑った人」と「泣いた人」に分かれた。


  これまで通り、22日午後8時からテレビ各局は一斉に出口調査に基づく各党議席獲得予測を報じた。「まだ票は開いていないのに…」という視聴者の疑問・不信を無視した速報合戦で、事前調査で圧倒的優位とされたいわゆる“鉄板候補”に次々と当確がつけられ、各選挙事務所でのバンザイも始まった。


 その喧騒が一段落したところで、開票作業の進行とともに、テレビ報道の重点は「注目候補」の当落に移った。視聴率を競い合うテレビ各局は、当選が当然視される各党党首や有力議員よりも、さまざまなスキャンダルで世間を騒がせた候補者の開票情報を優先し、なかでも「不倫」や「暴言」で当落が注目されたお騒がせ女性候補たちにスポットを当てた。



■自民党系の「不倫がらみ」女性候補は全滅


  各局がこぞって大きく報じたのは、いわゆる“文春砲”の「ダブル不倫疑惑」報道で民進党離党に追い込まれた山尾志桜里氏(愛知7区)の当落だ。国会論戦で首相の天敵として名を挙げ、「民進党のジャンヌダルク」と呼ばれて9月1日の同党代表選後に幹事長就任が内定したが、直後のスキャンダル報道に、「密会写真」への説明もないまま離党し、無所属での戦いを余儀なくされたのが山尾氏。しかし、選挙戦では一貫して「不倫はしていない」と訴え続け、23日未明までもつれた自民公認候補との大接戦を勝ち抜き、目を潤ませてバンザイした後、支援者に深々と頭を下げる様子が全国中継された。


一方、山尾氏以上に注目を集めたのが元秘書への「このハゲ~!」などの暴言でこちらは“新潮砲”の餌食となった豊田真由子氏(埼玉4区)。自民党を離党し、無所属で家族の応援もないたった1人のなりふり構わぬ選挙活動が話題となった。公示前から地元の子供たちには「ハゲのおばちゃんだ」と大人気で、行きかう有権者の格好の「写メの標的」ともなったが、対立候補を圧倒する「知名度の高さ」に得票はまったく連動せず、あえなく最下位で落選。おびただしいフラッシュの中で「申し訳ない」と泣き崩れた。


 この2人以外で全国的に注目されたお騒がせ候補は、“不倫がらみ”でかつ「女の戦い」を演じた自民公認の中川郁子氏(北海道11区)と金子恵美氏(新潟4区)だった。それぞれ選挙区でのライバルの石川香織氏(立憲民主党公認)、菊田真紀子氏(民進系無所属)と、涙はもちろん中傷合戦を繰り出す「なんでもありの選挙戦」で必死の形相で生き残りをかけた。


  故中川昭一元財務相の未亡人という立場なのに、妻子持ちの同僚議員との「路チュー」を激写され、病院に逃げ込んで批判された中川氏は、「聖心女子大OG」対決で後輩の石川氏に圧倒され、比例区復活もならずに悔し涙を流した。


 また、当選同期が縁で結婚した夫(宮崎謙介元衆院議員、不出馬)が「育メン宣言」しながらの女性タレントとの不倫で議員辞職に追い込まれるという不運を跳ね返すべく、初出馬以来の「宿命のライバル」とされる菊田氏と「泣き合戦」を演じた金子氏は、小選挙区で競り負け、比例も次点で議席を失った。


  「ダブル不倫」疑惑でも無所属で勝ち上がった山尾氏と比べ、「不倫の被害者」のはずの自民公認の金子氏が落選というあたりには、“スキャンダル女性”に対する有権者の「複雑な反応」もにじみ出た。


 この4人のお騒がせ女性候補はいずれも3回目の当選を目指した戦いで、山尾氏を除く自民組の豊田、中川、金子3氏はいずれも「自民党魔の2回生」の一員でもあった。それぞれの奮闘ぶりには、有権者からの好奇の目をものともしない「メンタルの強さ」がテレビ桟敷でも話題になったが、山尾氏以外の3氏は逆風を跳ね返せず、涙にくれた。



■「壮大な選挙詐欺」という後味の悪さも


 首相は「女性活躍」を叫び続けるが、今回の選挙戦でも女性当選者は依然少数で、欧米の先進各国との落差は一向に埋まらない。そもそも、お騒がせ議員や女の戦いばかりが話題になる辺りに、「所詮、女性議員は政界のあだ花」との永田町の差別意識がにじむ。“勝負師”と呼ばれながら「排除」などの発言ミスで「希望」を「絶望」に変え、小池氏を頼った多くの民進系前職を「死亡(落選)」させた小池氏の落胆ぶりと、お騒がせ女性候補たちの大仰な泣き笑いは、「男社会」から抜け出られない永田町政治の歪みも浮き彫りにした格好だ。


 こうした候補者の泣き笑いは「相変わらずの選挙風景」(自民幹部)との見方もあるが、今回ばかりは解散に至る経過や、その後の野党陣営での離合集散のドタバタ劇で、「過去にも例のない異常な選挙」(首相経験者)だったことは否定できない。


  小選挙区で敗れた候補が比例復活する奇妙な選挙制度も相まって、1億人を超える有権者にとって「開けてびっくり」というより「壮大な選挙詐欺」に引っかかったような選挙結果は、「後味の悪い国民の審判」として政治不信を拡大させかねない。


 政府与党は選挙結果を受けての特別国会を、11月1日に召集する方針だ。首相の「盟友」とされるトランプ米大統領の同5日の初来日をにらんだ日程で、1日の首相指名後の組閣では、首相が仕事人と名付けた全閣僚が再任される段取りだという。自民圧勝を受けて株価も23日の寄り付きから上昇している。何もかもが首相の強運を際立たせている。



  小池氏最側近で希望の党の公認調整を仕切った若狭勝氏は、小池氏から引き継いだ東京10区であえなく落選した。解散前から他党の批判を浴びた小池氏の「選挙結果をみて決める」とする首相指名だが、候補を誰にするのかは選挙戦最終日(22日)の深夜にパリに飛び立った小池氏が帰国する25日午前にも、当選議員たちの「議員総会」で決めるという。


 パリの空の下で「今回は完敗です」「おごりがあったと反省している」と憮然とした表情で取材に答えた小池氏は、代表続投を前提に「国会のことは当選された国会議員の方々にお任せします」とも語った。しかし当選議員の間では、「小池氏と前原氏が敗北の原因、どちらも責任は免れない」(民進系中堅議員)との声もあり、選挙後のゴタゴタは避けられそうもない。



■異様な選挙戦そのものが「国難」との声も


 一方、希望を押しのけて「反自民の受け皿」として野党第1党に躍進した立憲民主党の枝野幸男代表にも、新たな野党勢力再構築への重圧がのしかかる。希望の党に合流せず、立憲民主にも駆け込まずに無所属で勝ち抜いた「一騎当千の侍」たちとどう連携するのか、さらには、希望の党も含めての野党再編論にどう対応するのか…。次の国政選挙となるはずの2019年夏の参院選をにらんだ離合集散劇は早くも始まっているようにもみえる。


開票速報を受けて、自民党本部で当選者へのバラの花をつける首相の表情は終始こわ張っていた。「こみ上げる笑いをあえて隠した」と周辺が語るように、「ここで、おごりや傲慢さをみせれば、圧勝ムードなどすぐ消える」(自民長老)ことを自覚しているからだろう。


  首相は9月25日夕の解散表明会見で今回衆院選を「国難突破」と名付けた。自民圧勝とは裏腹に、選挙期間中の調査や投開票日の出口調査などの内閣支持率を見ると、ほとんどで「支持」を「不支持」が上回っている。選挙後の野党の離合集散騒動や、お騒がせ女性議員の当落騒ぎも含め、有識者の間では「選挙戦で露呈した永田町政治の異様な実態そのものが国難」(政治学者)との声も広がる。


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泉 宏 :政治ジャーナリスト




<衆院選>立憲が受け皿に 枝野氏「筋を通した」


10/22(日) 23:40配信 毎日新聞


 立憲民主党は50議席を確保し、枝野幸男代表が2日に結党記者会見をしてからわずか20日間で野党第1党に躍進した。「まっとうな政治」をキャッチフレーズに政権批判票の受け皿となった。当初は公示前勢力の15議席の倍増を目指していたが、3倍超となった。


 枝野氏は22日夜、テレビ朝日の番組で「立ち上がったばかりの党に大きな支援をいただき、感謝している」と述べて自身にとっても予期せぬ躍進だったとの認識を示した。支持拡大の理由について「理念の筋を通す姿勢を感じてもらえたのではないか」と語った。


  立憲の78人の公認は、希望の党の小池百合子代表に「排除」された民進党の公認内定者が中心。枝野氏は、民進の前原誠司代表の希望への合流方針に当初から懐疑的で、小池氏の排除発言を受け、「前提が違うなら納得できない」と前原氏に伝え新党結成に動いた。


  2日の会見では「このままでは投票先がないと、多くの皆さんに背中を押された」と説明。「どなたであれ排除せず、ともに戦いたい」と語り、小池氏との違いを鮮明に打ち出した。共産党は、結党会見を受けて候補取り下げを開始。共産の67選挙区での擁立取りやめも立憲躍進の一因だ。


  ただ、立憲が「受け皿」の中心となり得たのは、希望という保守系野党と、共産の「間」の政策を求めるニーズを的確に突いたからだ。枝野氏は街頭で「右でも左でもなく、前へ進む新しい選択肢を掲げたい」「自己責任と言うが、自分ではどうしようもない時が人生にはある。そういう時のために政治があるのではないか」と繰り返した。その上で介護・保育の従事者の待遇改善で消費を喚起する経済観を披露。「権力を縛っているルールを権力自ら破っては正当性はない」と訴え、加計学園問題や改憲で安倍政権に違和感を覚える層にアピールした。


  メディアへの露出は極力枝野氏一人に絞り、党のイメージがぶれないよう演出。「一見民主党」といった政権側の批判も乗り切った。ツイッターの党公式アカウントのフォロワー数は開設2日で10万人を超え、現在は主要政党で最多の19万人に迫る。


希望の細野豪志元環境相は22日夜、テレビ朝日の番組で「手法は見事だった」と評価した。


  希望の失速と対照的に立憲の勢いは増し、枝野氏の街頭演説は多くの場所で1000人以上の聴衆を集めて「枝野コール」も発生。枝野氏と立場が異なる石原慎太郎元東京都知事がツイッターで「節を通した枝野は本物の男に見える」と記したのも話題になった。


  立憲は今後、野党連携の中核となる。ただ枝野氏は22日夜の記者会見で「永田町の権力ゲーム、数合わせに巻き込まれてはいけない」と述べ、野党再編を当面静観する構えだ。民進出身の無所属候補では、岡田克也元代表や野田佳彦前首相らの当選が確実。無所属系の衆院会派結成も検討されているが、枝野氏は「離党した我々が介入することではない」と語った。


希望に対してはラジオ番組で「明確に公約が違う」と述べ、距離を置く姿勢が鮮明だ。【影山哲也】



(ヤフコメ)
〉メディアへの露出は極力枝野氏一人に絞り、党のイメージがぶれないよう演出
そりゃあ主要なメンバーは民主党政権の管内閣だもの。並べてもあの時を思い出させる。
●失速した小池希望の人気を、まるで補うような形で立憲民主党が台頭した(笑)。
しかし、小池希望と前原民進との合同が無ければ、枝野率いる立憲民主党は存在していなかった。なんとも皮肉な話である(笑)。もしも保守派とリベラル派が混在する旧民進党のままであれば、ほぼほぼ惨敗していた筈である(笑)。

●テレ朝は最低だった。国民が投票して自民を選んだのに、やれ不意打ちだったとか、マスコミが安倍さんに遠慮し過ぎだとか、えらく立憲民主ばかりを押す。普段野党を応援するのはいいが、選挙結果に対してあの発言は、なんなんやろ。高島彩は、言わされたのか。メインの局アナは、涙目だけど、大丈夫なのか。ここの報道局は壊れてるんじゃないか
●結果は自公圧勝選択肢が無かったとはいえ、これが紛れも無い現時点の民意。
偏った報道で民意を誘導しようとする報道機関こそ、「お前が国難」であることを認めざるを得ない結果。さて改めて、報道各社がどんな記事、どんな報道姿勢を見せるのか。興味深いところ。見ていないようで、国民はちゃんと見てる。あれだけ露骨な偏った誘導報道の結果がこれ。マスメディアとしてのプライドであり、根本的な資質が有るか否か、今度は彼らが国民の審判を受けることになるのかも知れない。多分、これは判りやすい比較になる筈。既に国民が下した判断であり結果を報道としてどう伝えるか。報道と記者でありアナウンサーでありの主観は異なるもの。記事の紙面はコラムではない。ニュースはバラエティではない。特に毎日系と朝日系には注目してチェックしたいと思います

●よく言うよ。希望から排除するって言われなきゃそのまま希望公認で出るつもりだったクセに。希望に入らないと分かって、じゃあそれならって出来た政党(立憲民主党)。何が受け皿だよ。結党する理由も、タイミングも、メンツも最悪。何も期待しないし、しちゃいけない。



◆自民圧勝の衆院選、新聞各紙の伝え方はこんなに違う
10/23(月) 11:55配信 BuzzFeed Japan


10月22日に投開票された衆議院議員選挙で、自民党が圧勝した。翌朝の新聞各紙は、その勝利をどのような論調で報じたのか。BuzzFeed Newsは、全国紙などの社説を比較した。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】


【読売新聞「信任踏まえて政策課題進めよ」】


読売新聞は、「衆院選自民大勝」との見出しをつけつつも、「『驕り』排して丁寧な政権運営を」と釘を刺している。


 今回の選挙結果に現れた民意は「安倍政権のすべてを支持するほどではない。だが、政治の安定を維持し、経済再生や日本の安全確保できちんと結果を出してほしい」というものだと分析。


 公示直後の世論調査で不支持率の方が高かった事を引き合いに出し、あくまでこれは、「首相の全面支持」ではなく、「与党の政権担当能力が支持されたのは確かだが、野党の敵失に救われた面も大きい」とみている。


そのうえで、「安倍政権の驕りに再び目につけば、国民の支持が一気に離れてもおかしくない」とし、首相に対し「丁寧かつ謙虚な政権運営」を求めた。


 一方、「憲法改正論議を活発に」という点に関しても言及。「各党も、無為に議論を先送りせず、自らの見解を策定するべき」とし、「超党派の合意形成」が必要であると強調した。



【朝日新聞「多様な民意に目を向けよ」】


朝日新聞は、今回の解散が「森友・加計問題への追及をかわす大義なき解散」としつつ、「みずから仕掛けた『権力ゲーム』に、首相は勝った」と強調。


 「政権継続を選んだ民意も多様だ」として、世論調査結果で首相の続投を望む声が少ない事などに言及し、「おごりと緩みが見える『1強政治』ではなく、与野党の均衡ある政治を求める」民意が読み取れる、とした。


 今回の選挙結果は、「民進党の前原誠司代表と希望の党の小池百合子代表の政略優先の姿勢」が招いたものである、と指摘。「多くの有権者が不信感を抱いた」と指摘した。


また、首相が「改憲に本腰を入れるだろう」ともみる。そのうえで、「短兵急な議論は民意の分断を深めかねない」として、「超党派による議論の積み上げ」が必要だ、とした。一方、「首相は勘違いをしてはならない」と、選挙結果が「白紙委任」ではないとも釘を刺した。「勝ったらリセット、とはいかない」とし、憲法論議の前に、森友・加計問題に対する首相の丁寧な説明が必要であると求めている。



【毎日新聞「おごらず、国民のために」】


毎日新聞は、「今回の選挙が『安倍1強』を継続させるか否かの選択であった」と強調。「首相の役割は特定のイデオロギーへの奉仕ではない」とし、「おごることなく、恵まれた政治資源を国民のためにこそ活用すべきだ」とした。


 今回の選挙については、「小池氏の劇場型手法に多くの有権者が不安を抱き、自民党を『よりまし』と判断した」と分析。


そのうえで、「安倍首相の最終目標が憲法改正にあることは疑いの余地がない」とも指摘。「広く国民の同意を得」るために、「建設的議論を深めるべきだろう」と求めた。


また、「これまでの『安倍政治』の手法や中身を改め、押しつけ型の政権運営を見直す必要がある」と釘を刺すと同時に、森友・加計問題については「選挙での勝利を口実として、過去の問題だと片付けるべきではない」と強調。


 国会で緊張感を作り出すために「野党の姿勢がカギを握る」とし、躍進した立憲民主党などによる「建設的な政策論争」に期待した。



【日経新聞「安倍政権を全面承認したのではない」】


日経新聞は冒頭から「この1ヶ月の大騒ぎは何だったのだろうか」と指摘。「選挙戦の当事者たちは我が身の生き残りに必死だったのだろうが、有権者が頭を悩ますようなしっかりとした選択肢が提供されたとは言い難かった」と辛口の評を呈した。


 選挙結果については、「いちばんの責任は民進党の前原代表にある」と名指し。解散当時の「土壇場」で「できたてほやほやの新党」に合流を決めたことは、「あまりにも奇策だった」と指摘。「有権者に『選挙目当て』とすぐに見透かされ」た、とした。


また、希望の党・小池代表の「排除」の理論は「当然であり、そのことは批判しない」としつつも、自らが出馬しなかった姿勢については「自身の影響力を過大評価していた」と言い切った。


そのうえで、「この選挙をひとことで総括すれば、『野党の自滅』である」とまとめ、自民党と公明党に対して「『与党の勝利』『安倍政権への全面承認』と受け止めているとしたら、大いなる勘違いである」と強調した。


 森友・加計問題の「『みそぎが済んだ』などと浮かれないこと」の大切さを解き、「『初の憲法改正』という宿願ばかり追い求め」て、経済の再生と国民の暮らしを守るという「原点を置き去りにしてはならない」と釘を刺した。



【産経新聞「国難突破への強い支持だ」】


産経新聞は冒頭から、今回の選挙結果が北朝鮮問題や少子高齢化などの「国難を乗り越える」という安倍首相の訴えに対して「国民は強い支持を与えた」ものだ、と強調した。今回の結果は民進党の「分解」が「明確な対立軸や危機克服の具体策を示すことなく終わった」ことによるもの、と分析。野党は「政権の受け皿として、大きな支持を得る勢力とはなり得なかった」とみる。


そのうえで、目下重要な課題が北朝鮮問題であるため、「ミサイル防衛の充実にとどまらず、敵基地攻撃能力の導入や防衛予算の増額への政治決断も求めたい」との持論を展開した。


そうした状況があるからこそ、「9条改正をためらうな」とも指摘。「安倍首相と自民党は、憲法改正という公約実現への努力を止めてはならない」とし、公明党と改憲に前向きな野党との「協議も加速する必要がある」とした。


さらに「もう一つの国難」である少子高齢化対策などについても早急な対応を求め、「政府・与党に選挙の勝利に浮かれているいとまはない」とし、「舵取りを間違えられない荒波を進んでいるとの認識が常に必要である」とエールを送った。



【東京新聞「首相は謙虚に、丁寧に」】


東京新聞はまず、期日前投票が過去最高になったことに言及し、「先人が勝ち得てきた貴重な選挙権だ。無駄にしてはならない、との熱い思いを感じざるを得ない」と振り返った。


 選挙結果により、「安倍首相が積極的に支持されたと断言するのは早計だろう」と強調。森友・加計問題への説明が選挙戦でなされなかったことを批判し、「わずか二ヶ月前、深い反省やおわびを表明した首相の低姿勢はどこに行ってしまったのか」とした。


また、「小池氏の準備不足や民進党の混乱を見越した解散なら、選挙戦略としては巧妙」としつつ、「首相としては誠実と言えない」と指摘。「立憲民主党の伸長は、安倍政権に対する批判の強さと受け止めるべき」とした。


 憲法改正については、「『改憲派』の各党」にも違いがあるとし、「日程ありきで拙速に議論を進めるべきではない」とも求めた。


そのうえで、森友・加計問題について「選挙を経たからといって免責されるわけでもない」と釘を刺し、首相自身の「謙虚に、丁寧に、国民の負託に応えるために全力を尽くす」という言葉を引用し、結んだ。



(ヤフコメ)
●定数10削減の中、公示前が284議席、今回が残り4議席を残し283議席獲得。自民の議席減ってないのでリベラルの躍進でなく保守の圧勝だったが正しい評価ではないでしょうか、メディアの皆さん
●マスコミが、民意の代表の時代は終わった。早急に憲法改正するべき。もりかけは、もう要らない。謙虚だの、丁寧にだの言っているが、すでに良くわかるので現状で十分。
●今回大敗したのは、野党だけではない。反日左翼メディアも惨敗だった。謙虚に受け止めなきゃいけないのは負けた野党とメディアのはず。朝日が「白紙委任したわけではない」と書くのは毎回のことだが、あれだけ倒閣運動してこの結果は流石にこたえたであろう。悔しさが文面に滲み出ている。モリカケ問題を通じて反日左翼メディアは決定的に国民の(読者の)信頼を失った。このツケは限りなく大きい。今後何を言ってももはや信じてもらえないであろう



2017/10/23(月)ザ・ボイス 長谷川幸洋 ニュース解説「第48回衆議院選挙 与党が3分の2を超える議席を獲得」「北朝鮮が国難突破を名目にした衆院解散を批判」など


プライムニュース 2017年10月23日