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12/30 羽鳥慎一モーニングショー&グッドモーニング・池上解説若干書き起こしメモ


羽鳥慎一モーニングショー 2016年12月30日 161230





グッド!モーニング 2016年12月30日 16 12 30


本ブログ管理人が気になった部分
グッドモーニングの池上彰氏解説(池上彰のニュース大辞典、かなり終わりの部分)
 トランプ政権でどう変わる 世界を動かす三人のキーマン
極右メディアのドン
   ロシアべったりの石油王
   中国嫌いの大学教授


 池上彰氏は「ポストトゥルース」をキーワードで紹介しています。
(参考)
朝日新聞ニュース
 世界最大の英語辞典であるオックスフォード英語辞典は16日、2016年を象徴する「今年の単語(ワード・オブ・ザ・イヤー)」に、形容詞「post-truth」を選んだと発表した。意味は「世論形成において、客観的事実が、感情や個人的信念に訴えるものより影響力を持たない状況」としている。
 同辞典によると、英国の欧州連合(EU)離脱や米大統領選を報じたり論評したりしたメディアやブログの中で多用された。使われた頻度は、昨年の20倍以上で、「ポスト・トゥルースの政治」という組み合わせでよく使われたという。
 同じ意味合いで最初に使われたのは1992年だったという。ここでの「post」は、「重要で無い」という意味で、類語に「post-national」「post-racial」などがある。
 同辞典のキャスパー・グラスウォル代表は、「情報源としてのソーシャルメディアの台頭と、エスタブリッシュメント(既得権層)が示す事実への不信の増大が概念の土台になっている」と分析した。
 他の最終候補には「alt-right(極端に保守的または反動的な視点を持ち、既存政治を拒絶するイデオロギー上の分類)」や「Brexiteer(英国のEU離脱を支持する人)」もあった。昨年の大賞は、「emoji(絵文字)」だった。(ロンドン=渡辺志帆)

 池上さんは「今年はフェイクニュース(事実に基づかないウソの情報)が、米大統領選で大量に流れた」と指摘。
で、フェイクニュースの事例で
「ローマ法王がトランプ支持を表明 世界に衝撃」「ウィキリークスでヒラリー・クリントン氏が過激派組織『イスラム国』に武器を売却したことを確認」
 こういうニュースがSNSで流れたと説明しています。

(感想)
実は池上解説は個々の情報リテラシーが試されているのかなと思う


 池上さんの解説だが、
「ヒラリーはいい人」「トランプはダメな人(極右)」のような感じで始まっている。

(注 極右とか定義もせずに使うニュース解説は眉唾ですヨ。ちなみにアメリカの大手メディア(MSM)は自分の思想傾向はリベラルとか保守とかいって、かつ極右・極左とはどういう意味で使うか、定義しながら説明する。⇒池上さんに限らず日本の大手メディアは立場を示してない)


それで、話は戻して、池上解説ではpost-truthの紹介。
 このpost-truthという言葉は「理論で考えればヒラリーが選ばれるはずなのに、(ポピュリズム=衆愚)熱狂のせいで、トランプが選ばれた」という、いわばリベラル側からみた反トランプ的なイメージの比喩と思われる。
(ちなみに今欧米では逆に、「トランプはポピュリズムだ」みたいなことをいってる知識人に対し、「トランプが選ばれた背景をあえて説明しない、あるいはくみ取れない」として批判がされていたということがあると反省運動がでているもよう⇒池上氏はこの動きを伝えていない。なぜならそうなると「自分の解説はこれまで偏ってました」と認めるようなことになるから。)


それで、次は事例。
まさか
「ヒラリーはいい人」「トランプはダメな人」なんて事例を出すわけないよなと思い見ていたら、
うへー
(⇒トランプに有利なニュースがウソニュースで流れた)
(⇒ヒラリーに不利なニュースがウソニュースで流れた)
です。




池上さんの番組や解説が悪いとは思いません。
ただ、見る側は「池上さんがいうからこれは善だ、これは悪だ」という、うのみはやめないといけないと思います。
 見方としては「古館氏の『報道ステーション』の偏向がいろいろいわれたが、池上さんの情報は、そのくらいの偏向はある。」ぐらいでみるとよい。

(⇒チャンネルくららの山村明義ウワサの深層年末編のなかで、古舘プロジェクトやオフィス21は、引く手あまたみたいなことをいっていたが、まさかその方々が池上さんのニュース作りのバックに絡んでないと思うけれど…もし絡んでいれば、バイアスはそのせいもある。)

あと、少し前に大統領選の結果を受け、民主党支持のパックンやデーブスペクターやREINAが『なんでトランプが…ショック』というような発言をしていましたが、池上さんはそういう感じです。(民主党支持者の考え方が一番顕著にみえた番組は、『橋下✕羽鳥
の番組』のトランプ勝利編です)。


そのくらいのバイアスがあると認識したうえで、池上さんの番組や解説をみるとよい感じがします。



池上さんは中国嫌いの大学教授としてピーター・ナバロを紹介したが…


(まずはトランプ陣営に詳しい江崎道朗氏のナバロ評(青色文字)をみてください)


国家通商会議を新設 責任者にピーター・ナバロ氏
ピーター・ナバロ
「米中もし戦わば」


 ナバロはこういうことをいっている。
 「大企業は生産拠点を中国に移し、製品をアメリカ市場に輸出することによって、
 中国の(=中国における)
 違法な輸出補助金や、
 搾取労働や、
 税金の抜け穴や、
 大甘な環境規制
  利用して大儲けしている。



中国は、不当な労働(児童労働、奴隷労働など)や環境規制(工場運営など)を利用し、不当に安い製品を作り、事実上のダンピング輸出することで世界の市場をや貿易を歪めている。こうしたことを是正すべきと主張している。
アメリカで安い服を販売している会社がありますが、こうした会社はベトナムや中国やカンボジアの不法移民などを工場に閉じ込めて、不当に安い賃金で搾取労働で働かせて、それによってアパレル業界は安いものを売っている。奴隷労働みたいなものだが、この管理をやっているほとんどが中国人です。
ナバロはこうしたことをまず是正すべきと主張している。


環境保護団体や人権活動家はとかくペンタゴンを目の敵にして、防衛費増額には何が何でも反対という立場をとる。
 皮肉なことに彼らのそうした行動は回りまわって、アメリカの国家安全保障に危険をもたらす可能性があるだけでなく、
 間違いなく世界で最も環境を汚染し、人権を抑圧している独裁的政権を援助しているのである。こういうことを是正すべきといっているのがナバロです。

 (本ブログ内、江崎トランプ(若干書き起こし)を参考)


上記江崎さんの説明に対し池上さんのナバロ評価。


トランプ氏が中国に高い関税をかけると、中国からアメリカへの輸出が減る。中国経済がより落ち込む。
日本にとり中国は巨大な貿易相手国であり、中国経済の失速は中国に輸出している企業により打撃だ。
 参考
 輸出実績 対米15兆円
      対中13兆円 (2015年実績)


(⇒池上さんは「中国向け貿易が落ち込む懸念があるから、トランプはダメだというのじゃなく」⇒「日本の国内消費を盛り上げましょう。そのためには消費減税と積極的な公共投資が必要ですね」といわなければならなかった。池上さんは財政の話が本当に弱い)


いま中国に来ている観光客の購入が減ってきているが、一段と減るかもしれない。
(⇒池上さんなりの、爆買い期待はもうできませんよと百貨店批判。もしくは流行語大賞に対するイヤミかな?)


また中国に高い関税をかけるとアメリカ国内の物価も上がる。
そうするとトランプ氏を支持してきた人が困ってしまう。だから実際に実行するかどうかは疑問。
(⇒トランプ支持者は白人層で高収入から低収入まで幅広い。これに対し、収入が低いのはヒラリー支持の方ともいわれており、池上さんは何を根拠にこの結論を出したのか、今一つ理解できない)


(⇒結局、池上さんはナバロの主張を紹介せず、単に『中国嫌いの大学教授』ってことを紹介しただけです。視聴者によりわかりやすくをコンセプトにしているはずの池上さんにしてはチョンボです。最終的にトランプ政策がどうなるかは誰もわかりませんし、池上さんの指摘が当たってるかもしれない。でも、それはたまたま当たったレベルです。池上さんにはスタッフも予算もたくさんあるはずですから、少なくても江崎氏ぐらいに近いレベルで情報収集してもらいたいのに、今回のは手抜き説明もいいところかと。)









締めで池上さんはこう語ります(結果これが年末の見解となりますが…)
池上彰
トランプ氏はこの先なにをやるかわからないと思う人が多いでしょ。私もつい先日までそう思っていました。
しかしふと気付いたんです。そうか、こう考えればこの人の先は読めるんじゃないか。
「トランプ氏は史上初のイデオロギーなきビジネスマン」
これまでの大統領は自由や民主主義が大切だというイデオロギーで外交を決めてきたのだが、この人はイデオロギーなきビジネスマンですから中国やロシアがどんなに人権を抑圧していようが、知ったこっちゃない。判断材料はアメリカに経済的利益があるかどうかだ。その一点だけですべてを決めるって考えれば、このあとトランプ氏は何をするんだろうか、私たちもそれなりに読めてくるんではないか。(このあと、ほぼ同じ内容を繰り返します)


(⇒本ブログ管理人感想)

外交出身の評論家の方々は異口同音に「トランプはまだよくわからない。」といいます。実際そうみたいで、実際に情報がそろってから判断したい感じでみています。トランプがどんなことをやってきそうか一番知りたい中国でさえ、情報収集・分析で混乱しているようです。これを評して「兵法でいう”奇”でやってきた中国が、”奇”を使ってきたトランプにどう対処しようか苦慮している」とかいわれています。
池上さん本人も吐露しているように、トランプにつきわからないわけで、それならば「中国の習近平みたいのが今度はアメリカ大統領になったわけだ。両国の駆け引きがみものです」とかいって流せばいいわけです。
あるいは「ちょっと中国には厳しい政権になるかもしれませんね」とか。


ところが何を思ったのか、池上さんは「トランプはこういう変わったやつだ」と決めうちし、ニュアンス的にはダメ大統領な感じで述べています。こういうときには本音がでたりしますから、たぶん池上さんはトランプが嫌いだし、理解をしたいとも思っていないのでしょう。(⇒実はこのことは米大統領選レポートのとき、米国で実際にみた感想などでもこんな感じがみえています。
 木村太郎、安藤優子、橋下徹氏などの取材レポートをみると「日本と伝えられているのと違う、トランプ勝利はあり得る」みたいな感じで伝えています。臨機応変感があるというか。でも池上さんは木村、安藤、橋下並みあるいはそれ以上の現地取材を行えたはずなのに、その後の報告で、トランプ勝利の可能性があまり伝わらない。当然ヒラリー勝利予想です…。)
 年末にかけたくさんテレビ番組に出ていらっしゃいますが、ほかの情報番組と比較して悪いですが、このところ質が低下している感がします。(ほかにも改善点多数)
 池上さんはもう少しジャンルをしぼって質の高い番組作りした方がいいんじゃなかろうと思う次第です。
今回の番組はそれが示された典型的な番組かと思います。




あと参考資料として
池上さんが以前のオリコンのインタビュー記事でこたえていたもの。
2014.5.14ごろ 
池上さんは「自分の意見をいわない」というので取り上げられています。
「いざ、フリーランスになる決意をしたら、どうやって食っていくかという問題もありますし、人と同じことをやっていても生き残れない。人と違う自分の強みは何かを考えた時に、『自分の意見を言わない』というニッチな需要を見つけたんです」。と。






(参考)