ニュースが好き

政治でも経済でもアニメでもニュースなものが好きです。

★5/18「日本のソボクなギモン」竹田恒泰「トランプVSメディア」プライムN(デーブスペクター、古森義久、渡部恒雄)(若干書き起こしメモ)

「日本のソボクなギモン」第233回 2017.5.18LIVE! 完全放送は→https://goo.gl/ZsN9JH|【公式】竹田恒泰チャンネルのライブ ストリーム


「トランプVSメディア」プライムN(デーブスペクター、古森義久、渡部恒雄)




特集(管理人のミカタ)
ホウドウキョクより
歴史に名を残したいだけ?「2020年憲法改正」を目指す安倍首相の思惑  
護憲派、改憲派が思惑を読み解く。


・護憲派:憲法改正をやった総理大臣として歴史に名前を残したいだけ
・改憲派:全然動かない憲法審査会を動かしたい
・三浦瑠麗の提案:「9条」という書き方を止めませんか


ニュースのおさらいと論点
安倍首相は憲法記念日の5月3日、憲法改正について2020年の施行を目指す考えを自民党総裁としての立場で表明した。“戦争放棄”を掲げる9条1項、“戦力不保持”と“交戦権の否認”を定めた9条2項は維持したうえで、3項を新たに設けて3項に「自衛隊」を明記する考えを示している。
その後、自民党内の議論を進め、国会に自民党案の提出を目指す考えも示しているが、安倍首相はなぜ2020年の憲法改正施行を目指すのか?また、議論の中心となる9条をどうすべきなのか?三浦瑠麗が護憲派、改憲派それぞれの専門家に話を聞いた。


護憲派の見方:憲法改正をやった総理大臣として歴史に名前を残したいだけ
  早稲田大学社会科学部教授 西原博史さん


最大の違和感は、2020年施行と時間を区切っている点。
そもそも憲法問題というのは、具体的にどういう問題があって、その問題をどう解決するためにどういう手立てをとればいいのかというきちんとした議論を踏まえるべきであって、自分の任期中だか何だか存じ上げませんけど、特定の時期までに決着をつけなきゃいけない。それって憲法改正自身が自己目的であって、何か問題を解決するために憲法を改正するという発想とは違うわけですから。
私はこういうかたちの憲法改正に関する議論に疑問があるということです。正直言って私には、憲法改正をやった総理大臣として歴史に名前を残したいという欲望で動いているようにしか見えないです。


◆9条に何か付け加えれば解決できる時代ではない
90年代には何とか9条を改正して憲法の強い規範力を取り戻すんだという議論はありましたので、そこに戻ってその議論を取り入れれば何とか憲法改正を実現できるのかなという線で(今回の話が)出てきたのかなと思うんですね。
ただ、これは平和安全法制以前の議論の立て方ですので、現時点でそういう議論の立て方というのは不可能になっている。9条に何か付け加えれば問題を解決できるっていう時代ではないのではないでしょうか。


◆9条2項も組み替えないと憲法としての体をなさない
9条2項の中に「交戦権の否定」が盛り込まれているので、交戦権がないけれども戦争ができるという条項はよく分からないですね。そこの部分は何らかのかたちで2項の「戦力保持」が禁止されている、交戦権が否認されているという部分を組み替えていかない限りは、憲法としてのルールの体をなさないということだと思うんですね。


改憲派:全然動かない憲法審査会を動かしたい
麗澤大学経済学部教授 八木秀次さん


衆議院、参議院ともに憲法改正の発議に必要な3分の2以上の議席があるにもかかわらず、憲法審査会が全然動かないわけですよね。ずっと憲法のお勉強をやっているわけですよ、立憲主義とは何なのかとか、地方自治について勉強しようだとか。「3分の2以上あるのに、なんで憲法改正していないんだ」という批判は当然あって然るべきで、憲法審査会を動かそうという狙いもあるんじゃないのかなぁと思います。


◆2020年までの国会スケジュールはかなりタイト
リミットを決めて2020年って言っていますけど、数えてみるとそんなに国会の回数はないんですよ。今の衆議院の任期で言うと3回、解散してまた衆議院が3分の2以上の議席をとったとしても5回しかないんです。2020年は少し先のような気がしていますけど、逆算していくとスケジュールはかなりタイトだと思います。
◆現状追認だから憲法改正のハードルは低い
私の個人の考えは9条2項を改正して、自衛隊を戦力としてつけること。こういうことをずっと考えてはいるんですけど、今回の安倍首相の提案というのはそうじゃないわけですよ。


現行の自衛隊は2項が禁止する戦力ではないと、戦力のレベルに達していないという理解の下で自衛隊は出られているわけですね。1項と2項を残して3項に自衛隊を位置付けるということになった場合も、そこで位置付けられた自衛隊は相変わらず戦力ではないと。そういうことで2項と3項は矛盾しないんです。現状追認で、戦力ではない自衛隊を憲法に付け加えるというご提案ですので、良し悪しはあるんですけど、憲法改正のハードルはかなり低いんだと思うんですよ。


三浦瑠麗のまとめ
―なぜ、2020年に施行なのか?
自分の首相としての任期の間にきちんと、憲法改正施行を見届けるというのが第一。第二にやっぱりオリンピックとの関連というのはあると思うんですよ。2021年ではなく2020年であるということは安倍首相がおっしゃっているようにオリンピックというのは節目の年。安倍首相はこのように考えていて、安倍首相と同じように節目の年と考える人がそれなりの人口いる以上は明らかにプラスに働くという読みだと思うんですね。


―9条をどうするべきなのか?
「9条」という書き方をもう止めませんかというのが私の提案です。9条というのは魔力を持った言葉なので、反対賛成の多様な立場を見えにくくしてしまっているように思います。私の個人的な意見を言わせてもらえれば、9条2項の削除によって自衛隊を軍として認めて、認める代わりに国会にシビリアン・コントロール(文民統制)の権限と責任を自覚させようと。これが私の理想とする憲法改正案です。



◆ ◆
上記内容を踏まえそのポイント
 結論 三浦氏と西原氏は見方が対立している。
八木氏は憲法議論をやるいいきっかけになったといってるだけ。


(管理人による読み替え)
西原
改憲議論のムードが盛り上がるのは基本的に反対
憲法問題を語るためにはステップが重要である。
具体的に問題があって、現行憲法にひっかかる内容があったとしよう。
問題解決には戦後は解釈対応でおこなってきたんだけど、
なかには解釈対応でまかないきれないものもあるでしょう。
そういう場合は改憲が必要だねってのもありと思う。


で、安倍さんの言い方だと。
2020年までに改憲するとかいってるわけで。
そういう発想方法は、憲法改正自身が自己目的。
そういう発想をみていると、安倍さんは憲法改正をやった総理大臣として歴史に名前を残したいという欲望で動いているようにしか見えないです。



この西原氏の解釈に対し
三浦瑠麗氏は
安倍さんが2020年っていったのは、西原氏のいう「歴史に名前を残したい」ではない。それはトンチンカンな見方だ。

首相任期の間にきちんと、憲法改正施行を見届けたいというのが第一にある。
第二にはオリンピック関連もある。オリンピックは節目の年。安倍首相はこのように考えていて、安倍首相と同じように節目の年と考える人がそれなりにいて、改憲にプラスに働くという読み(=戦術)だと思う。


と反論している。



◆9条に何か付け加えれば解決できる時代ではない
西原
90年代に「9条を改正して憲法の強い規範力を取り戻す」という改正の動きがあった。9条改正というのは改憲モチベーションとして非常に大きな要素だろう。
安倍さんは改憲したいわけですから、90年代にあった9条改正議論を押し出せば、少しは憲法改正の力になると考えているのじゃないかとみている。
ただし、90年代の9条改正の議論は平和安全法制以前のこと
。(注 平和安全法制を戦争法案といってるマスコミなどがある。西原氏も同じベクトルの方と思っていたが『平和安全法制』っていってるんですね…)
平和安全法制ができた後は、90年代の9条改正の議論みたいな問題点もあまりないから、安倍さんが9条改正を改憲モチベーションにしたいと思っても無理でしょうね。
また9条加憲をしたからって、なにか問題を解決できる時代でもないし。



9条3項案
前二項の規定に拘わらず、日本国民は、国会の参議院においてその定数の4分の3以上の事前承認がある場合にのみ、1ヶ月の期間限定で紛争を実力行使で解決することができる。当該期間を更新する場合は、本項に定める必要条件をその都度満たさなければならない。



また加憲案ですが、戦争ができるという条項がある。
9条2項には「交戦権の否定」が盛り込まれているから日本には交戦権がない。
けれども 戦争ができるという条項を付けくわえる意味がよく分からない。
まあやるんだったら、2項改正しないとダメですよ。できないだろうが…プププ



(管理人の感想 かかわらず型は法律のつくりで、よくあること。
 たぶん小学生にきいたら、戦争に賛成反対はともかく、自衛隊の現状の在り方とかと整合取らせたとき、これならわかるって子が多いと思うよ。
なお、西原氏の「戦争ができるという条項がある」っていいかただが、事前承認があるなど一定条件があるとかであるわけで、それを素っ飛ばしでの『戦争ができるという条項』表現。学者の解説としてはいただけない)



◆三浦―9条をどうするべきなのか?
憲法改正議論はすべきである。
で、9条の扱いはそのなかの一項目である。(ただ論点の一番大きな点ではあるが)
でもメディアのなかに憲法改正っていうと、
9条改正につながるからダメだ!平和じゃなくなる!だから改憲議論はダメだと…
議論開始が情緒でできなくなくしている。衆愚(悪いポピュリズム)です。大問題です。
9条というのは魔力を持った言葉なので、反対賛成の多様な立場を見えにくくしてしまっているように思います。



なお三浦氏個人の9条の取り扱い(改正案)は
9条2項削除⇒自衛隊を軍として認める
ただし、認める代わりに
国会に国防軍のシビリアン・コントロール(文民統制)の権限と責任を自覚させる



です。


注 その昔、シビリアン・コントロールの意味を間違えていた民進党の方がいました。